瑞垣湖は人造湖で、下に村が沈んでいる。どうやら河川の氾濫を止める目的でダムを造ったためのものらしい。監視所にいくとそこに協力した村人の一人一人の名前が書いた碑があった。 SKY-HIは、思うのだ。こんなきれいな橋ができて湖を一周できる道路ができ、そして河川の氾濫がなくなるための犠牲的精神が沈んだ村の人々にはあったのだろうと・・・ それでも、過疎は過疎だ。携帯電話は通じない。地デジを見ることも7月以降できないのだ。 それでも見たいのなら何百万か出して基地局を作れと・・・ 過疎は、そしてまた過疎に追い込まれる。犠牲的精神で提供した人々は今どうしているのだろうか? この土地を離れたことで快適な生活を送れるようになったとしたら、時代は変わっていく。どうしても置いてきぼりになるのだ。国鉄がJRになり快適になったが、地方は無残に切り捨てられた。 地デジ化便利で絵はきれいになったが、見ることができない箇所ができた。その個所には手当がない。自分で用意しろというにはあまりにも金のない過疎なのだ。もうこんなことは終わりにしてほしい。等しく快適な生活と安全が保障されるような政策が今こそ必要なのだ。