昨日弟を預かっていただいてる特養から電話があった。今日来て欲しいという連絡だった。この頃あまり会っていなかったのだが、不吉な予感はした。
弟は30歳の中頃、今から30年近く前になるのだが、巨大なAVMと呼ばれる動静脈瘤が確か左の脳にあった。それが色々なストレスから破裂して半身麻痺になっていた。その後、某病院で約20時間の大手術で切除して半身麻痺に失語症を併発した。
その後、二人の子供がいたのだが女房に離婚されうちに引き取っていた。ちょうど3年ぐらい前だろうか・・要介護5の判定を受け特養に入所した。自分のことはさておき、辛い人生だったのか、本人にとって幸せな人生だったのかはわからない。
今日入所先に行ってきたが、辛そうな息をしていた。傍目から見てももうダメかもしれないという感じだった。なぜもっと早く!とは思ったがこんなご時世で面会もままならない状況だから仕方がない。
無論、今日面会に行ったが、職員がつききりで1〜2分しか面会できなかった。考えてみればその通りで新コロナが発生すればこれまた大変な迷惑だ。
よく合わせてくれたと思う。母親は泣いていた。離婚され自分の居場所もなく・・・思い出したら泣けてきた。でも、きっと病気をした後の30年は辛かっただろうと側から見れば思うけれど幸せだったと思う。そう思わずにはいられない。きっと俺の代わりに今辛い思いをしているんじゃないだろうか!すまないと思う。
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