忘れもしない今年の7月13日に知り合いの開業医のところに行った時の話だ。別に何処か痛いとか苦しいとかいう訳じゃなかった。
なんとなく、夜寝てからトイレに起きる回数が多くなったぐらいで、数年前から脂肪肝と言われていたのでちょっと気になって血液検査をお願いした。
7月14日にその結果、院長が電話してきてすぐ来いと呼びだされた。さてさて、どうなっているのかと思って尋ねていくと、これが大変なことになっていた。
第一声が「お前酒やめていないだろう!どのくらい飲んでるんだ!」ときた。「いやいや、先生に嘘行っても始まらないので酒は飲んでないですよ。もう3〜4年になります。」と答えた。
検査結果を見ると、γ-GTPが244もあるし、GOT54,GPTも44異常値だ。これ肝臓が悪い!ドヒャ〜肝臓がいつの間にか悪くなっている。どっからどのようにして?と思っていると追い討ちを書けるように。トータルコレステロール230も異常値、中性脂肪205で異常値、血糖は280
で異常、Hba1cに至っては14.5ともう正常の2倍!異常だ。
院長曰く「何をすりゃこんなに悪くなるんだよ!全く」ときて怒っている。
とうの本人はこりゃ、大変なことになったなぁ〜内心思ったが自覚症状はさほど無いし病気と言われても確かに何かしなきゃいけないことは分かっているが〜という感じでいたら、「数年前なら入院加療だな」この一言が効いた。
「先生さ〜なんの病気なの?」「お前これはな!重症糖尿病の血液データで俺もこんなのあんまり見たことない。このくらいのデータになると糖尿病性昏睡とか高血糖昏睡とか言われる状態になってもおかしくない。ある日突然倒れる値になっているんだ」
「え〜そんなに悪いのですか?」「そうだ!こりゃ〜本当に悪い!俺は今までこの値を見たことない。おそらくこのままいたら死んでたな!」
「ひえ〜死んでたなって!今日から節制します。薬出してください。お願いします。」こう言うのをわらをも掴むと言うのかもしれない。
「お前、身に覚えがないか?」だいぶ院長も冷静を取り戻してきた。「酒をやめた頃から甘いものが好きになって、清涼飲料水とかスポーツドリンクをがぶ飲みしていて、この頃異様に喉が乾くので1日6、7本飲んでました」「そのほかは、え〜と・・・甘い食べ物が好きで花林糖とか饅頭とかたべてました。ただ、この頃夜間頻尿で2時間おきぐらいにトイレに起きるので寝不足気味ぐらいですかね」
「そうか〜わかった。お前の診断名は重症糖尿病、生活習慣病、成人病、清涼飲料性糖尿病etc」「重症糖尿病?と、糖尿病って先生、俺は糖尿病なんですか?」「そうだ、それも糖尿病性昏睡になる一歩手前!」
ガックリときたが、体を治すことが大事だ!「で、先生どうすれば・・」と言おうとしたら清涼飲料水、スポーツドリンク禁、ごはん禁、パン禁、饅頭禁、とにかく甘いもの禁、腹6分目、薬をしっかりと飲む」そのあといろいろ言われたが頭にはあんまり残っていない、
今から、守らないとほんとに死んじまうかもしれないと思いながらクリニックを後にした。会社に帰っていろいろ糖尿病について調べてみた。Hba1cの値が14.5というのは値が高かすぎるのかネットを調べても出てこない。いいとこ11ぐらいだ。
いや〜まいった。完全に降参だ。自分のしでかしたこととは言え、健康を過信して好きな様にやってきた天罰だ。今から、そう今から節制して病気を克服したいと本気で思った。
これ7月14日の日のことだった。
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